社会保険労務士事務所 開業

社会保険労務士事務所の開業について

社会保険労務士試験に合格すると、全国社会保険労務士会連合会に登録をして、都道府県会の会員になることで、社会保険労務士として開業することが可能です。

 

実際に開業して、まず1番始めにぶつかる大きな壁は、どのように仕事を受注するかになります。社会保険労務士事務所の看板を掲げても、顧客は向こうからはやってきてくれません。社会保険労務士は、他の士業とは異なり、様々職歴も持った人がなる職業です。

 

前職の経験などから、顧客獲得の営業力のある人は比較的早く仕事を確保し、職員を多数抱える大きな事務所になるケースも少なくありません。言い換えれば、社会保険労務士は、頑張って顧客を確保することができれば、稼げる職業だとも言えるでしょう。

 

反対に、営業があまり得意ではなく、1人で切り盛りしている事務所も多いのが現状です。社会福祉としての顔もある仕事であるため、他人に親切な人が割合的には多く、地道に1人で顧客の相談に乗るタイプの人が多いのも特徴です。

 

具体的には、会社を定年退職した後に開業をして、年金を受給しながら少数の顧客を相手にビジネスをしている人や、主婦をしながら年金相談に特化して仕事をしている人もいるのです。

 

また近年、労働紛争の増加、人材育成のニーズの高まり、雇用形態の多様化などから、社会保険労務士の活躍するフィールドが広がっているのも確かです。そのため、1人であらゆる相談に対応をするのが難しくなっている一方で、社会保険労務士同士の競争も激化してきているのが現状です。

 

競争力を高めるために、大規模化する事務所も増えており、50人以上の職員を抱える事務所も存在します。一定の規模を超えると、個人事業は、所得税の額も大きくなり、そこで節税も兼ねて法人化する事務所もあります。

 

例えば、社会保険労務士法人を名乗る場合もありますし、一般法人を設立して、給与計算など社会保険労務士の資格が無くても行える業務を法人としてこなすケースもあります。